
皆様、ご自宅の鍵、何本お持ちですか?家族が増えたり、来客用にと、合鍵(スペアキー)を作成する機会は少なくないでしょう。しかし、その合鍵作成には、知っておくべき重要な注意点があります。今回は、2026年1月12日に甲府市でご依頼いただいた、TOSTEM(現LIXIL)の内溝・ウェーブキーの合鍵作成作業を例に、特殊キーの合鍵作成における専門的な視点と、ありがちな落とし穴について詳しく解説していきます。
目次
甲府市でのTOSTEM(LIXIL)特殊キー合鍵作成:スペアキーからの複製はなぜ危険?

2026年1月12日、弊社は玄関の鍵(TOSTEM・内溝ウェーブキー)の合鍵を作ってほしいというご依頼をいただきました。お客様からお渡しいただいた鍵は、一見すると普通に使えるスペアキーでしたが、実はこれが大きな落とし穴に繋がる可能性を秘めていました。その鍵は、既に一度複製されたスペアキーだったのです。
今回の作業自体は、約30分で無事に完了しましたが、お客様には今後のリスクについてもしっかりとご説明させていただきました。鍵のプロとして、お客様にはただ鍵を作るだけでなく、安全かつ長期的に鍵を使っていただけるよう、適切な情報提供を行うことも重要な使命だと考えております。
弊社では、通常のギザ鍵はもちろん、今回のTOSTEM(LIXIL)の内溝・ウェーブキーのような特殊キー(ディンプルキーを含む)の合鍵作成も承っております。しかし、複製元となる鍵の状態や種類によっては、作成をお断りする場合や、リスクをご説明した上で作業を行う場合がございます。特に、スペアキーからさらにスペアキーを作る「孫鍵」の作成は、精度低下のリスクが伴うため、注意が必要です。
特殊キー(内溝・ウェーブキー)の合鍵作成におけるプロの知見

「鍵の複製なんて、どこでやっても同じだろう」そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、特にTOSTEM(LIXIL)の内溝・ウェーブキーのような特殊キーの場合、その考えは大きな間違いです。プロの視点から、その理由と注意点を解説します。
- 「純正キー」の重要性:鍵の複製において最も理想的なのは、メーカーが製造した「純正キー」を複製元とすることです。純正キーは、最高の精度で作られており、これを元に複製することで、高い精度の合鍵を作成することができます。鍵番号が刻印されているのが純正キーの目印です。鍵番号が不明な場合でも、純正キーがあれば合鍵を作成できる場合がほとんどです。
- スペアキーからの複製の精度低下:お客様から渡された鍵が既に複製されたスペアキーだった場合、その時点で純正キーよりも精度がわずかに劣る可能性があります。その精度が落ちたスペアキーを元に、さらに新しい合鍵を作成すると、元のスペアキーよりも、さらに精度が低下してしまう可能性があります。これは「コピーのコピーは精度が落ちる」というDTPや画像の世界でよく知られる原理と同じです。鍵のプロの間では「孫鍵(まごかぎ)」と称され、推奨されない複製方法です。
- 精度低下が引き起こす問題:精度が低下した合鍵を使用すると、以下のような問題が発生する可能性があります。
- 鍵の抜き差しが固い・引っかかる:鍵穴内部のピンと鍵の溝が完全に一致しないため、スムーズな操作ができません。
- 鍵が回らない:わずかなズレでも、施錠・開錠が不能になることがあります。無理に回そうとすると、鍵が折れたり、シリンダー内部のピンを破損させたりする原因となります。
- 鍵穴内部の故障に繋がる:精度不良の鍵を無理やり使い続けると、シリンダー内部の部品に過度な負担がかかり、摩耗や変形を引き起こし、最終的にはシリンダー本体の故障へと繋がるケースが少なくありません。最悪の場合、施錠・開錠ができなくなり、扉が開かなくなるといった重大なトラブルに発展する可能性もあります。
- セキュリティ性能の低下:本来の高い防犯性能を持つ鍵も、使い続けるうちに精度が落ち、結果的にセキュリティ性能の低下を招く恐れがあります。
- 特殊キー(内溝・ウェーブキー、ディンプルキー)の難しさ:今回のTOSTEM(LIXIL)の内溝・ウェーブキーのような特殊キーは、通常のギザ鍵と比較して、高い防犯性を持つと同時に、非常に精密な構造をしています。鍵の山谷ではなく、側面の複雑な溝(内溝)や波状のウェーブ(ウェーブキー)、あるいは複数のくぼみ(ディンプルキー)によって鍵を識別するため、複製には高精度な専用の機械と、鍵に関する深い知識を持つ職人の技術が不可欠です。これらの特殊キーを精度良く複製するには、純正キーからの作成が絶対に推奨されます。
合鍵作成依頼時の注意点とトラブル予防策

鍵穴のトラブルを未然に防ぎ、安心して鍵を使い続けるために、合鍵作成をご依頼される際には、以下の点にご注意ください。鍵のプロとして、皆様へアドバイスさせていただきます。
- 必ず「純正キー」をお持ちください:合鍵作成をご依頼される際は、できる限り「純正キー」をお持ちください。純正キーには、メーカー名や鍵番号が刻印されていることがほとんどです。鍵番号からメーカーに直接オーダーすることも可能ですが、純正キー本体をお持ちいただければ、より確実で高精度な合鍵を作成できます。
- 鍵番号を控えておく:万が一純正キーを紛失してしまった場合でも、鍵に刻印されている「鍵番号」を控えておけば、メーカーに合鍵を直接発注できる場合があります。普段使わないところに、鍵番号をメモして保管しておくことをお勧めします。
- 合鍵の定期的な見直し:「いつ作ったか分からない」「すでに精度が落ちていないか心配」といった合鍵をお持ちの場合は、一度プロの鍵業者に相談し、精度をチェックしてもらうことをお勧めします。必要であれば、純正キーからの作り直しを検討しましょう。
- 信頼できる鍵専門店への依頼:合鍵作成は、ホームセンターなどでも行っている場合がありますが、特に特殊キーの場合は、豊富な知識と専用の設備を持つ鍵専門店への依頼を強く推奨します。安かろう悪かろうの合鍵は、結果として高額なシリンダー交換費用に繋がる可能性があります。
- 鍵が回りにくいと感じたら:もしお使いの鍵で「抜き差しが固い」「回りにくい」といった違和感を感じ始めたら、それはシリンダー内部に何らかの問題が生じているサインかもしれません。無理に使い続けると、鍵が折れたり、シリンダーが故障したりする原因となりますので、早めに鍵の専門家にご相談ください。
甲府市の皆様へ:鍵の専門家が安心をお届けします
今回は、甲府市でのTOSTEM(LIXIL)内溝・ウェーブキーの合鍵作成を通じて、特殊キーの合鍵作成におけるプロの知見と、スペアキーからの複製の潜在的なリスクについてご紹介しました。
私たち鍵のプロフェッショナルは、単に鍵を複製するだけでなく、お客様が安心して長く鍵をお使いいただけるよう、最適なアドバイスと確かな技術を提供いたします。一般的なギザ鍵はもちろん、TOSTEM(LIXIL)の内溝・ウェーブキーやディンプルキーなどの特殊キーの合鍵作成も、経験豊富なベテラン職人が対応いたします。
甲府市および周辺地域にお住まいの皆様で、合鍵作成や鍵のトラブルでお困りの際は、ぜひ私たち鍵の専門家にご連絡ください。お客様の大切な住まいと安全を守るため、質の高いサービスを提供することをお約束いたします。


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