
毎日使用している鍵は、長年使用していると材質によってはサビてきたり、汚れが詰まってきたりします。
いま使えているから大丈夫と思っている方が多いかと思いますが、鍵に付着した汚れは、シリンダー内に付着し、鍵が回りにくくなってしまったり壊れたりするかも知れません。
突然鍵が使えなくなってしまったら困ってしまいます。
今回は、サビやホコリが詰まって汚れてしまった鍵の汚れを落とす方法について紹介します。
目次
鍵のサビや汚れで起こる不具合
鍵にサビや汚れが付いていて放置していると、鍵が挿し込みにくくなったり、スムーズに回らない不具合が発生します。「使えるからまだ大丈夫」とそのまま使用し、放置することで、鍵が折れてしまう、開かなくなるトラブルに発展する恐れがあります。
鍵穴内部のシリンダーに汚れが移り、内部が汚れることで鍵が回りにくくなるトラブルも発生します。シリンダー内部の故障の場合、シリンダーも含め鍵交換のケースも考えられます。
鍵の汚れを落とす方法

鍵がホコリなどで汚れている場合は、歯ブラシなどのブラシを使用して力を入れずに磨いてみましょう。
汚れが残る場合は、重曹に水を加えてペースト状のものを使用してブラシで磨いてみましょう。磨き終わったら水洗いし水分をふき取り乾燥させましょう。
丸い窪みのあるディンプルキーの場合、汚れが詰まりやすくなります。ディンプルキーは精度が高い鍵ですので、より力を入れずに磨きましょう。
鍵のサビ汚れを落とす方法
昔の鍵はサビで出ることがありましたが、現在の鍵はサビが出ることは少なくなっています。
湿気の多いところや外、雨ざらしの場所に保管した場合は注意が必要です。
サビを落とすには、市販のサビ落とし剤が有効です。サビ落としは、強力な酸性ですので、必ず手袋を使用しましょう。
クエン酸をお湯に溶かして、その中に鍵を一晩置いたあと、水でよく流す方法を試してみるのも良いでしょう。
鍵穴の汚れは鍵専用の潤滑油を使用
鍵の汚れが鍵穴も汚してしまった場合は、鍵穴専用の潤滑油を使用しましょう。
鍵穴に潤滑油を吹き付けたあと、何回か鍵を抜き差しして鍵と鍵穴に潤滑油をなじませてから、スムーズに回るかどうか試してみましょう。
鍵専用の潤滑油を定期的に使用することで、良いコンディションを保てます。
半年に一度を目安に潤滑剤を使用することでメンテナンスを行うことができます。
鍵専用の潤滑油は、ネットで購入することができる他、大きめなホームセンターや鍵の専門店で販売されています。
改善されない場合は鍵のトラブルに対応できる鍵屋さんに点検依頼することをおすすめします。
シリコン系潤滑剤は使用しない
クレ556などシリコン系の潤滑剤の使用はNGです。最初は回りが良くなるのですが、油分がホコリを吸収してしまい、内部で固まることでさらに回りにくくなる、鍵が抜けなくなるトラブルを誘発します。
昔からある物置の鍵でサビが原因で開かない場合、今回だけ開けばいい、鍵を交換する予定があるなら、鍵のサビ落としを試みたあとに、シリコン系の潤滑剤を使用して、開けるのは問題ありません。
汚れが原因で鍵が回らない場合は鍵屋さんに連絡
玄関ドア、勝手口のドア、車の鍵が回らなくなった、開かなくなった場合、鍵開けを鍵屋さんに依頼することで、鍵を壊さずに開けることができる可能性があります。
自分で鍵を壊してしまってから交換するよりも、初めから専門知識のある鍵屋さんに依頼することで、結果的に安い費用で解決できることも多くあります。
まとめ
鍵が汚れている、サビが出てきている場合は、放置せず、すぐに汚れを落としましょう。
鍵の汚れ落としや鍵専用の潤滑油を使用しても鍵が回らない、改善しない場合は、無理をせず鍵屋さんに相談しましょう。
半年に一度を目安に鍵専用潤滑剤を使用してメンテナンスを行いましょう。

