玄関の鍵が引っかかる感じがする、回りが悪い、回らなくなった、鍵が抜けない、明らかにドア側のシリンダー等が破損しているなど、長年使用していることで鍵が壊れることもあります。
回りがよくないまま放置し使用することで、負担がかかりいずれ回らなくなるでしょう。
鍵の開け閉めができないなど、家の鍵が壊れた場合、どうしたらよいのか困ってしまいます。自分でできる応急処置はあるのだろうか？鍵屋さんなど専門業者に修理依頼する場合、どこに連絡すればよいのか不安になります。
今回は、家の鍵が壊れた場合の対応方法や専門業者へ依頼するポイントについて紹介します。
目次
自分で応急処置とは
鍵が壊れた、調子が悪い時に、とりあえず自分でできる応急処置を紹介します。
応急処置を試して改善しても、経年劣化により、いずれ鍵を交換するタイミングが来ます。
早めの鍵交換を検討しましょう。
鍵の耐用年数は10年
日本ロック工業会によると、一般的な鍵の耐用年数は10年と言われています。
経年劣化によって故障や不具合が発生しやすくなり、発生したら応急処置に成功しても早めに鍵を交換することをおすすめします。
玄関の鍵が回らない、ささらない時の対応と対策
鍵の溝に汚れが付着している場合があります。防犯性の高いディンプルキーの場合、鍵の表面にいくつかの小さな丸い窪みがあり、汚れが溜まりやすくなっています。
シリンダー内部の凹凸と鍵の凹凸が合わない場合は、鍵が回りません。
やわらかいブラシやマイクロファイバークロスを使って汚れを落としてみましょう。
鍵穴の汚れは、エアダスターを吹きかける、掃除機を使用するなどの方法もありますが、逆に汚れを押し込んでしまう可能性もあります。
鍵専用の潤滑油を使用する方法
鍵の汚れを落としても回らない場合は、鍵穴専用の潤滑油を試してみましょう。
鍵穴に潤滑油を吹き付けたあと、何回か鍵を抜き差しして鍵と鍵穴に潤滑油をなじませてから、回るかどうか試してみましょう。
鍵が回らない時の間違った対応とは
鍵穴専用の潤滑油ではないシリコン系潤滑油を使用すると、シリコンが内部で固まり、さらに回りにくくなる、鍵が抜けなくなるトラブルを誘発します。
鍵穴に掃除しようと針金などの異物を入れる方法や鍵を無理やり入れて回すと、シリンダーを壊してしまう可能性があります。
ディンプルキーの場合、防犯性が高くデリケートに作られているため、内部に傷が付く、針金などの異物がシリンダー内部に折れて残ってしまうと鍵自体を交換する必要も出てきます。
ドアのシリンダーが壊れている、建付けが悪い場合
ドアのシリンダーやサムターンが明らかに破損している場合や、ドアの建付けが悪くなり、鍵が回らない場合や、受け側のストライクとドアから飛び出すラッチボルトがズレてかみ合わない場合は、自分で修理しようとしても逆に状態を悪化させる可能性があります。
鍵のトラブルを扱う専門業者に連絡することをおすすめします。
鍵の故障は鍵のトラブルを扱う専門業者に連絡しよう
家の鍵の修理を専門業者に依頼することで、鍵を壊さずに開けることができる可能性があります。また、自分で鍵を壊してしまってから交換するよりも、初めから鍵業者に依頼することで、結果的に安い費用で解決できることも多くあります。
専門業者を探す方法
近所に鍵のトラブルを扱う専門業者があり、事前に知っていると便利です。金銭面も含めトラブルに巻き込まれる可能性が少なくなります。
スマートフォンで、市区町村名などを入れて検索することで、鍵のトラブルを解決してくける専門業者を探すことができます。
また、音声認識システムを利用して「近くの鍵屋さん探して！」と検索しても探してくれます。
サイトによっては、自分のいる市区町村の業者をリストアップしてくれるとともに、地図で所在地を示してくれます。自宅から近い業者を探すことも可能です。
信頼できる鍵業者か落ち着いて調べよう
鍵を紛失してしまった場合、焦って検索上位に出てきた業者に連絡しがちです。
しかし、○○円～の表示を信じて呼んでしまうことで、法外な作業料金や出張料金を請求される可能性があります。
鍵業者の店舗の場所や料金など詳細を調べたうえで、近くのお店なら電話で再確認してみることが大切です。
