クロスバイクは、クロスオーバーバイクとも呼ばれ、ロードバイクとマウンテンバイクを融合させた自転車です。
ロードバイクのようなフレーム構造を持ち、マウンテンバイクのような安定感ある幅広いタイヤで、速く走行可能で、乗り心地にも優れています。
通勤や趣味でクロスバイクを利用する方が増えており、中心価格は5~10万円でシティサイクルよりも高額なことから、盗まれる危険性は高くなります。
今回は、クロスバイクの鍵の種類と盗まれないための防犯対策や注意点について紹介します。
目次
クロスバイクに取付けられる鍵の種類
クロスバイクには、シティサイクルに標準装備される鍵がない場合が多く、後付けで鍵を付けなくてはなりません。
ワイヤーロックやチェーンロック、U字ロック、ブレードロックがクロスバイクに付けられる鍵です。
ワイヤーロック
ワイヤーロックやチェーンロックは太いほうが防犯性に優れています。
簡単に切断されてしまっては鍵の意味がなくなります。
ワイヤーロックやチェーンロックは長い方が使い勝手がよく、支柱など動かせない物と一緒にロックすることで盗まれる可能性は低くなります。
ただし、長いと重くなる傾向にありますので、軽量かつ丈夫なロックを選ぶのがポイントです。
ダイヤル式とキー式があるワイヤーロック
クロスバイクの鍵で、ダイヤル式の鍵かキーでロックを解錠する鍵かによっても種類が異なります。
ダイヤル式の場合、キーを紛失するリスクはありません。しかし、一桁だけ回してロックすると、ちょっとした操作で盗まれてしまうリスクがあります。また、推測されないよう番号を選ぶことが大切です。
キー式の場合は、その鍵でのみ解錠することが可能なため防犯性に優れます。ただし、紛失した場合には開けられなくなります。
U字ロック
U字ロックは、頑丈なため、防犯性に優れています。
直線部分が短いロックほど壊されるリスクが低くなります。
ワイヤーロックとU字ロックの2ロックの場合、防犯性は高まります。
ブレードロック
自転車チェーンのようなデザインで、鉄のプレートをつないだ構造の鍵です。頑丈なため切断されにくく、コンパクトに収納することが可能なブレードロックも人気です。
地球ロックとは?注意点も
自転車を建物やフェンス、支柱などと一緒にロックすることです。
ワイヤーロックやU字ロックが地球ロックに使用されます。
ロックされた自転車丸ごと盗まれる危険性は低くくなります。
ただし、公共物や他人の所有物に地球ロックすると違法行為になりかねません。ロックする構造物に十分注意しましょう。
フェンスの場合は、アミ部分ではなく、支柱の部分にロックしないと、フェンスを切られて盗まれるケースもあります。
ツーロックが基本
自転車の盗難防止にはツーロックが有効と言われています。
クロスバイクも例外ではありません。ワイヤーロックやブレードロックとU字ロックの組み合わせは防犯性能を高めます。
前輪と後輪に違う種類の鍵を、出来るだけ高い位置でかけることで盗まれるリスクが低下します。
駐輪場所には気を付けよう
クロスバイクの確実なロックは大切ですが、駐輪禁止の場所や他人の敷地内への駐輪や、他人の所有物、公共物へのロックは避けましょう。
市街地や駅などでは、自転車用の駐輪場を利用しましょう。管理人がいる駐輪場なら盗難リスクは大幅に減少します。
鍵の紛失や不具合時には鍵業者に依頼しよう
クロスバイクの鍵を紛失したり、壊れてロックが外れなくなったなどの鍵のトラブルが発生した場合、鍵業者に連絡しましょう。
鍵を紛失してしまい、自転車に備え付けてある鍵を壊して自転車に乗っていると警察官に止められる可能性もあります。鍵を壊して対処する前に、鍵のプロに相談することをおすすめします。