家の鍵の紛失は火災保険が使えるケースがあります。車の鍵を紛失した場合、自動車保険は使えないケースが多く困ります。しかし、自動車保険が使える鍵のトラブルもあり、全てが実費になってしまうわけではありません。
今回は、車の鍵を紛失、車の鍵のトラブルにおいて、自動車保険が使えるケースと使えないケースについて紹介します。
目次
鍵をインロックしてしまった場合は保険対応も可能
確実に鍵が車内にあるインロックの場合、ご加入の自動車保険のロードサービス特約で対応可能です。保険会社のコールセンター等に連絡しましょう。
JAFに加入している場合は、無料で救援可能です。自動車保険とJAFどちらも利用可能な状態の方は、JAFに連絡する方がスムーズです。
鍵をインロックして自動車保険のロードサービスを利用しても翌年の保険に影響ありません。割引が上限で無い場合は、1等級進み割引率がアップします。
どうしても急ぎで保険会社のロードサービスを待ってられない場合は、実費になりますが、鍵のトラブルに対応する業者に連絡しましょう。
盗難被害に遭った場合は車両保険が適用される
車の施錠をしっかりしていたにも関わらず、盗難被害に遭った場合には、車両保険に加入していることで、自動車保険により支払われます。車両保険はエコノミータイプでも可能です。車両保険に加入していない場合は対象外です。
車の盗難発生から解決までの流れ
車が盗まれた!とわかった場合は最寄りの警察署に連絡して盗難被害届を出しましょう。出先や土地勘の無い場所では110番通報でも構いません。
盗難届の受理番号を控えておきましょう。
車両保険に加入している場合、保険会社に連絡すると調査員が訪ねてきて、盗難現場を確認するなどの実態調査が行われます。
車が盗まれてから1ヶ月以上経過し見つからなかった場合、車両保険を使い保険金を受け取る手続きをします。保険会社に車の所有権の移転や抹消手続きを行政書士のもと行い、全て完了すると、車両保険の満額を受取ることができます。
車両保険を使うと翌年の保険料はアップ
少し前までは、車の盗難は据え置き事故扱いで翌年の等級はそのまま据え置かれていましたが、現在は、1等級ダウン事故(事故あり係数1年)が適用され、翌年の保険料はアップします。2年後には現在の等級に戻り事故あり係数も0になります。車両代金をカバーしてもらえるのであれば保険を使うことをおすすめします。
鍵の紛失や合鍵の作成は保険は基本適用外
車の鍵の紛失は、自分の過失に値するため、自動車保険の適用外になるのがほとんどです。
鍵のトラブル対応を行う業者に連絡して、ドアの開錠から合鍵の作製、イモビライザーの登録まで全てお願いすると5万円前後(イモビライザーや車種による)の実費となります。
鍵業者の場合は、その場で短時間で作業を行うことが可能なため、すぐに車が使用できる状態になります。
車の鍵紛失でも保険が使える自動車保険も
ほとんどの保険会社では、鍵の紛失時には適用外です。
通販型自動車保険を扱うSBI損保の自動車保険は、プレミアムサービス対象条件を満たすことで、期間中1回だけ鍵紛失時のドアの開錠から合鍵の作成まで対応してくれます。
・SBI損保の自動車保険を継続して3年目以降であること
・SBI損保の自動車保険及びSBI損保のガン保険または火災保険に加入していること
・SBI損保の自動車保険の契約で一般車両保険や全損時特約、レンタカー費用特約など特約がフルで付いている場合
上記条件に当てはまる方は自動的にプレミアムサービスである鍵紛失時の補償が受けられます。
利用時には安心ホットラインに連絡する必要があります。
まとめ
車の鍵を車内にインロックした場合は、JAFや自動車保険のロードサービス特約で対応してもらうことが可能です。
車の鍵を紛失してしまった場合は、自動車保険での対応が出来ないケースがほとんどで鍵業者に依頼することで実費負担ですが、一部の保険会社は条件を満たすことで対応可能です。
車の盗難被害の場合は、警察に盗難届を出した後、車両保険に加入している場合は保険会社に連絡することで車両保険の満額を受取ることが可能です。