ミニキャブトラックは、1966年5月に発売開始されました。
360ccの軽自動車規格時代から自社でミニキャブトラックを製造し続けた三菱自動車ですが、2013年12月に製造終了しています。
2014年2月以降ミニキャブトラックは、スズキキャリイのOEM(相手先ブランド生産)となり、三菱自社でのガソリンエンジン軽トラックの製造を行っておりません。
スズキキャリイにラインナップするシート後方にスペースを持つラージキャブ仕様の「スーパーキャブ」の設定は無く標準車のみです。
ミニキャブを乗り継いできたミニキャブユーザーから支持され続けています。
農道や狭い道で活躍するミニキャブトラックのキーの特徴や、紛失してしまった場合の対応について、ミニキャブトラックの特徴も含め紹介します。
ミニキャブトラックの特徴
ミニキャブトラックは、ギャラン店のみの販売でしたが、現在は全店で取り扱っています。
2003年から2014年までは、日産自動車に「クリッパー」としてOEM供給を行っておりましたが、自社生産を終了するタイミングでOEM供給も終了しました。
2014年2月以降ミニキャブトラックは、スズキキャリイのOEM車として販売されています。
シートは140mmのスライド量を確保し、小柄な方から大柄な方まで体格に合わせて最適な運転姿勢をとることができます。
軽自動車の車幅枠をいっぱいに使い室内幅を最大限に確保することで車内のゆとりを確保し、多くの収納スペースはビジネスの強い味方です。
商店街の狭い路地やあぜ道で小回りが効くのが特徴で、最小回転半径は3.6mです。ホイールベースを短くすることで使い勝手を向上させました。
トランスミッションは5MTと4ATの両方を設定し、AT車にはアイドリングストップ機能を装備しました。エンジンは50馬力を発生させる力強いエンジンを搭載し、エコとパワーを両立させました。
安全面では2019年9月以降のモデルに、予防安全技術「e-Assist」(デュアルカメラブレーキサポート)搭載モデルが発売されました。G、みのりグレードに標準装備し、Mグレードには設定ありません。
ミニキャブトラックは、Gグレードにキーレスエントリーシステムを標準装備しますが、盗難防止に役立つエンジンイモビライザーやセキュリティアラームは全車装備されません。
ミニキャブトラックにはイモビライザー未装備
ミニキャブトラックには車両盗難防止のため、IDコードが登録された正規のキー以外ではエンジンが作動しないエンジンイモビライザーシステムは装備されません。
ミニキャブトラックの鍵紛失時には鍵業者が対応
ミニキャブトラックで鍵を紛失したなどトラブルの場合、カギのトラブルなどを取り扱う業者に連絡するのがベストです。
トラブルが発生した場所まで出張し、鍵開けから、合鍵作成まで可能です。
ミニキャブトラックは、上級グレードのGにキーレスエントリーシステムを装備します。
みのり、Mは鍵を挿し込んで開錠するタイプです。
みのり、Mならスペアキーからホームセンターで合鍵を作成するだけでそのまま使用可能です。
純正キーにこだわる場合は、ディーラーに作成依頼しましょう。
鍵業者に連絡する場合は、年式やカギの種類、グレード、エンジンの始動方法などわかる情報をすべて伝えるとスムーズです。
鍵業者に依頼することで、30分から1時間の作業で完了し、車が使用できる状態になりますが、ディーラーにお願いする場合には、ディーラーまでのレッカー移動および、スペアキーが無い場合、作成されるまでの期間クルマが使用できない状況になる可能性があります。
まとめ
ミニキャブトラックは、Gグレードにキーレスエントリーシステムを標準装備しますが、イモビライザーはどのモデルも装備しません。
ミニキャブトラックのキー紛失時には、鍵のトラブルを扱う業者に連絡することで、ドアの開錠から合鍵の作成まで短時間で完了します。
連絡時には、鍵のタイプと車の年式を伝えるとスムーズです。