旅行先や出張など、出先で車を利用したい場合レンタカーが便利です。また、新型コロナウイルス感染予防対策として、密にならないレンタカーでの移動も注目されています。

しかし、レンタカー利用中にトラブルに遭うこともあります。特に鍵の紛失は、その場から移動できず、レンタカーの返却に間に合わないなど深刻で焦ります。

レンタカーにも車種によっては、イモビライザー搭載のスマートキーを採用しています。今回は、レンタカーのスマートキーを紛失した場合の対応方法について紹介します。

落ち着いて探してみよう

いつもと違う場所に鍵をしまった可能性もあります。衣類のポケットや鞄の中の物を全て取り出して確認しましょう。

現在自分のいる場所まではレンタカーで移動してきているので、その場所に到着してから訪れた場所をもう一度探してみましょう。

電車やバスを利用した場合は、車内に落とした可能性もありますので、電車やバスを運行している会社に問い合わせして、見つかったら連絡してもらえるようにしておくことも大切です。

鍵が見つからない場合はレンタカー会社に連絡

自家用車の鍵の紛失であれば、ディーラーに連絡したり鍵業者に連絡するなど、自己判断で行えます。

しかし、レンタカーは自分の所有する車ではありませんので、借りたレンタカーの営業所に連絡しましょう。

レンタカー会社に連絡した上で、これからの対応方法が決まります。

近場の場合は、レンタカー会社がスペアキーを持ってきて対応する場合があります。その場合は、その鍵で借りた営業所まで車を返却可能です。

遠方の場合は、レッカー移動対応の場合もあります。その際のレッカー費用は利用者の負担になります。

レンタカー会社の許可を得た上で、スペアキーの作成が可能なら鍵のトラブルに対応する鍵業者に連絡して対応してもらいましょう。

鍵のトラブルに対応する業者に連絡

鍵業者に連絡することで、大抵その日のうちに現地に訪問し、ドアの開錠からスマートキーの作成、イモビライザーのID登録まで可能です。

スマートキーの場合は、おおよそ5万円前後が目安で、全て実費負担になります。

鍵業者に連絡する際には、レンタカーのメーカーと車種、鍵の種類を事前に連絡することでスムーズです。

JAFなどのロードサービスは、鍵を車内に閉じ込めた場合は対応可能でが、合鍵の作成は行っていません。

レンタカーの鍵を紛失した場合の保険は？

レンタカー会社では、万一の事故に備えて自動車保険に加入しています。しかし、多くのレンタカー会社では、鍵の紛失については保険や保証の対象外となります。

レンタカーで鍵を紛失した場合は、全て実費になることを覚悟しましょう。

レンタカーのスマートキーを紛失した場合の費用は？

レンタカーの場合は、スマートキーを作成する場合は、事前にレンタカー会社に連絡が必要です。鍵業者に連絡して、スマートキーを作成してもらった場合5万円前後が目安です。

レンタカーの盗難防止のため、キーシリンダーを交換する場合、更に5万円前後かかる場合があります。

ノンオペレーションチャージが請求されることもある

そのレンタカーを次のお客様に貸すことが出来ない場合は、ノンオペレーションチャージ(NOC)を請求されることもあります。

ノンオペレーションチャージは、借りた営業所に自走で返却した場合は2万円、返却できなかった場合は5万円で、レンタカー会社各社概ね共通です。

レンタカーのスマートキーを紛失した場合は、15万円前後の費用がかかる覚悟が必要です。

特に注意が必要なレンタカー利用方法は？

ビジネス利用や買い物の利用ならレンタカーのスマートキーを紛失するリスクが少なく、見つかる可能性も高いでしょう。

しかし、登山の利用、海水浴での利用、スキー場での利用など、外のレジャーはキーを紛失した場合、見つかる可能性が低くなります。スマートキーの管理には十分に注意しましょう。

まとめ

レンタカーのスマートキーを紛失した場合は、まず落ち着いて探しましょう。

探しても見当たらない場合は、レンタカーを借りたレンタカー会社の営業所に連絡して、レンタカー会社の指示に従いましょう。

レッカー移動や合鍵の作成費用は利用者負担で、更にレンタカーのキーシリンダー交換費用や、その車がレンタカーとして使えない場合はノンオペレーションチャージが請求されます。

車鍵紛失・車鍵トラブルは 鍵のアットサービス へご相談ください。