※2019年5月29日投稿
※2022年11月26日追記更新
※2024年03月06日追記更新
目次
車の鍵が折れてしまった時の鍵トラブル、どうする?
車の鍵が折れてしまってドアから鍵が抜けなくなってしまった、エンジンがかけられないなどの車の鍵トラブルに悩まされることは意外にも多いものです。
穴に差し込む前に壊れたのであれば、スペアキーなどを使えば済むことであり問題はありませんが、万が一穴に差した状態で折れてしまった場合には、その破片をとり出さなければならず、なかなか困難をきわめます。
鍵を穴から抜くことができたとしても、スペアキーなどの予備が一本もなければ、車の運転もできなくなってしまいます。
車の鍵俺時の第一の対処法:鍵の予備が一本もない場合はディーラーやサポートに連絡
まず第一に車の鍵が折れて予備が一本もないときの対処方法についてです。
この場合にはディーラーやメーカーに連絡して純正キーを購入する方法と、鍵屋に穴からの作成作業を依頼する方法の二つが挙げられます。
家に車が2台あって、もう一台を使えばよい、すぐに運転しなくても特に問題は無いというのであれば、車を購入したディーラーやメーカーのサポート窓口などに連絡をするのが一番の手段といえます。
ディーラーやメーカーに連絡をして、鍵が折れてしまったことを伝えれば、すぐに鍵を作ってもらえることでしょう。
鍵が手元に届くまでにはやや日数はかかるものの、確実でかつ精度の高いキーを安く手に入れることができます。
そもそも純正キーとはメーカーが作っている正規品の鍵のことを指します。自動車を新車で購入した際に渡された鍵と同じものです。
キーナンバーを伝えることで合い鍵を作ってもらえるオンラインショップなども存在していますが、ディーラーやメーカーなどで純正キーを購入するのと値段もそれほど変わらないので十分に注意しましょう。
年式の古いクルマは金属疲労に要注意
概ね25年以上経過している「ネオクラシックカー」と呼ばれる車や、さらに古い年式の車の場合、全て鍵を差し込み、ひねることでエンジンを始動するタイプになります。
ドアのロック&アンロックも鍵を差し込んで操作しますので、車に乗って走って降りるまで最低3回は鍵をひねることになります。
1990年代からキーに付いたボタンでロック&アンロックが可能なキーレスエントリー(リモコンキー)が普及し始めましたが、それ以前の車には装備されません。
鍵の差し込み回数が多ければ多いほど、鍵の金属疲労が進み、鍵山が少しずつ削れることで、鍵の精度が低下してきます。
鍵の精度が低下することで、鍵の回りが悪くなり、ムリに回そうとすると鍵が曲がったり折れたりします。
スペアキーの有効活用がおすすめ
純正キーを使用して、劣化のため複製しようとした場合、純正ブランクキーの生産終了などの理由で、純正キーが作成出来なくなる場合があります。
劣化したキーからの複製は精度が低下する可能性があり、断られることもあります。純正キーの劣化が少ないうちに、スペアキーを複数作成しておくことをおすすめします。
純正キーが作成可能なうちに作成しておくのも良いでしょう。
普段の使用ではスペアキーを使用し、複製時に精度の高い純正キーを使用すると鍵の精度をキープできます。
車の鍵を折らないための対策
車の鍵が折れてしまうのは、鍵の金属疲労が原因の他に、鍵穴が回りにくく負荷がかかっているために鍵が曲がったり折れてしまうこともあります。
また、鍵穴に鍵を挿すから負荷がかかるため鍵穴に鍵を挿さなくてもドアが開けられる方法を考えてもよいでしょう。
鍵穴をきれいにキープしよう
鍵穴にホコリなどが付着している場合、鍵がスムーズに回らなくなります。
特に、ドアの鍵穴は外にあるため、汚れやホコリが付着しやすくなります。
パーツクリーナーで鍵穴を洗浄した後に、鍵穴専用の潤滑剤を使用するとキーシリンダーの回りが良くなり鍵への負担が軽減されます。
鍵穴をきれいにするときの注意点
鍵の回りが悪い時に、556などのシリコン系の潤滑剤の使用は禁止です。
最初は回りがよく上手くできたと思いますが、シリコンが固着して更に回りにくくなり、キーシリンダーの破損や鍵の破損に繋がります。
誤ってシリコン系の潤滑剤を使用したときでも、パーツクリーナーで落とすことができますが、パーツクリーナーを使用する際には、鍵穴の周りの塗装面を傷めないよう、マスキングすることをおすすめします。
また、鍵穴内に大量に噴射すると他の部品の油分を飛ばすことになりますので注意しましょう。
後付けのキーレスエントリーを取付ける
ドアのロック、アンロックだけでも鍵を挿し込まずに出来れば、金属疲労や鍵穴の劣化を予防することができます。
運転席のロックを解除すると全ドアのロックが解除なる集中ロックのみで、キーレスエントリー、リモコンキーが元々装備しない旧車にも後付け可能な製品もあり、さらには、集中ロックも装備されない旧車にも取付けできる製品もあります。
後付けのキーレスエントリーは、車の電源を使用しますので、配線を間違うとバッテリー上がりに繋がります。
施工時には信頼できる業者選びが大切です。
純正キーもない、緊急事態の鍵トラブルは近くの鍵屋に連絡を
また出先ですぐに鍵が必要、家に車が一台しかないので緊急を要するというような場合には、近くの鍵屋に作成の依頼をするのが一番です。
一本もない状態であっても、穴を見ながら鍵を作成してもらうことができ、基本的には鍵のもととなる金属の板が合うものであれば、その場で作ることが可能です。
料金はディーラーやメーカーなどから純正キーを購入する場合よりも高くついてしまいますが、緊急に対応してもらうことができ、さらにはその場で鍵がもらえるということは大きなメリットと言えるでしょう。
急を要するのであれば、近くの鍵屋に見積もりを依頼し、それに納得できたら鍵の作成を依頼してみる方法が一番です。
近くの鍵屋を利用する場合には、業者により料金体系も異なるため、相見積もりをする必要があるでしょう。