日産自動車は軽自動車の製造は行っておりません。三菱自動車は、電気自動車ミニキャブミーヴのみが軽自動車で自社生産されています。
日産と三菱の軽乗用車は、日産と三菱の合弁会社NMKVが製造している車種が主流になっています。NMKVは、2011年6月に日産と三菱の出資比率50%で設立された合弁会社です。
今回は、NMKVが製造した日産と三菱の軽乗用車について、主な車種別のイモビライザーの有無や搭載時期についてまとめます。
目次
NMKVが製造している車種は?
日産が部品調達・企画・デザインを担当し、軽自動車の製造実績を持つ三菱が開発・製造を主に担当しスタートしました。
三菱のekワゴン、ekスペース、ekクロス、日産のデイズ、デイズルークスが主な車種です。
ekワゴンとデイズ、ekスペースとデイズルークス、ekクロスとデイズハイウェイスターがそれぞれ姉妹車となりエクステリアデザインに違いがあっても基本コンポーネットは共通です。
ekワゴン/デイズ
ekワゴンとデイズは、NMKVの第一弾として2013年6月に発売されたトールワゴンタイプの軽乗用車です。軽自動車の枠を超える上質感、快適空間と運転のしやすさ、優れた燃費性能が特徴です。
ターボエンジンもラインナップするスポーティなモデルとして、ekカスタムやデイズハイウェイスターも用意され、より上質なデザインとスポーティな走りを楽しみたい方々に高い人気を得ています。
2020年2月現在発売されているekワゴンは4代目、デイズは2代目です。
イモビライザーを装備するekワゴンとデイズは?
出典:新型軽自動車ekワゴンekカスタムを発売
https://www.mitsubishi-motors.com/publish/pressrelease_jp/products/2013/news/detail4676.html
2013年6月に発売された初代ekワゴンとデイズは、<strong>スマートキーを搭載するekワゴンGグレードとデイズXグレードにのみ標準装備</strong>され、他のグレードに設定がありません。
スポーティなモデルのekカスタム及び、デイズハイウェイスターは、エントリーグレード以外にイモビライザーが標準装備されます。
三菱は「キーレスオペレーションキー」、日産は「インテリジェントキー」と呼び名は異なります。
2013年6月以前の三菱製ekワゴン最終モデルには、イモビライザーは装備されませんが、全車セキュリティアラームが装備されています。窓を割ってロックを開錠した場合など、ホーンで異常をお知らせします。鍵の紛失などで業者に依頼する場合には、セキュリティアラームの有無を伝えましょう。
また、2013年6月以前のekワゴンは、OEM車として日産オッティが販売されています。オッティにもセキュリティアラームが装備されます。
2019年3月に発売されたekワゴンとデイズは、全グレードにイモビライザーを標準装備します。
ekスペース/デイズルークス
ekスペースとデイズルークスは、NMKVの第二弾として2014年2月に発売されたスーパーハイトワゴンタイプの軽乗用車です。スズキスペーシアやダイハツタントなど軽乗用車の30%以上を占めるスーパーハイトワゴン市場にMNKVが投入したモデルです。
クラストップの室内高や260mmの左右分割式リヤスライドシートが特徴で、快適・便利・安心をキーワードに、軽規格の限られたスペースを最大限に活かしています。
2020年2月現在発売されているekスペースとデイズルークスは初代モデルです。
イモビライザーを装備するekスペースとデイズルークスは?
2014年2月に発売された初代ekスペースとデイズルークスは、スマートキーを搭載するekスペースとデイズルークスに標準装備されます。エントリーグレードのekスペースEグレード、デイズルークスSグレードにのみ設定がありません。
スポーティなモデルのデイズルークスハイウェイスターは、全車イモビライザーが標準装備されます。
三菱は「キーレスオペレーションキー」、日産は「インテリジェントキー」と呼び名は異なります。
2014年2月以前のルークスは、スズキパレットからのOEM車です。デイズルークスと同じスーパーハイトワゴンですが、全く別の車です。なお、ルークスは全車イモビライザー及びセキュリティアラームを標準装備します。
2020年3月19日 新型モデル発売予定
ekスペースは、標準モデルのekスペースと、SUVテイストの迫力あるスタイルが特徴のekクロススペースを新型モデルとして発売予定しております。デイズルークスも同時に新型の予定ですが、日産のホームページ上での情報はありません。
三菱のニュースリリース情報に詳細があり、ホームページ上にも詳細があります。なお、新型ekスペース、ekクロススペースには全車イモビライザーを標準装備します。
日産と三菱の軽乗用車 姉妹車とOEM車まとめ
前期時の ダイハツの軽乗用車 OEM車のまとめ~ でもご紹介しましたが、最近の軽は高速でもバンバン普通車並みに走りますし安全性もかなり向上しています。また税金が安いことや車検時も全体の費用として抑えられることから日本独自の文化車といっても良いですが、装備や価格がそれなりになればやはりセキュリティも同様に向上していきます。その為普通車同様にイモビライザー搭載車が増えるのは当然の流れで、やはり車鍵紛失でも軽自動車も多いのも現実です。
また最近は普通車同様に軽自動車にもイモビライザー搭載車が増えている事により当然流れイモビライザーでの車鍵紛失も増加傾向であります。その為できるだけ車鍵紛失を起こさないのが前提ではありますが、ご注意いただくのが良いかと思います。
但しやっぱりセキュリティが強固となると、車鍵紛失時における対応は気を付けないと単なる鍵開けで済まない事が往々にして起こります。日産自動車・三菱自動車の軽自動車にてイモビライザーにお困りの場合は、地元山梨の鍵屋が急行いたしますよ!
参考:
三菱自動車 ニュースリリース
https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsrelease/2020/detail5413.html
ekスペース 主要装備
https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/ek_space/spec/spe_01.html